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歯科クリニックの集患にはInstagram!5つの効果的なポイントとは

Instgram運用

昨今、歯科クリニックは大小多くのクリニックが乱立しており、差別化が難しくなっています。そんなときぜひ活用していただきたいのがInstagramです。Instagramは写真と動画がメインのビジュアル重視のSNSなので、視覚に訴えた訴求を行うことにより認知度を上げ、集患につなげられる可能性を秘めています。この記事では、歯科クリニックがInstagramで集患を行うための効果的なポイントについて解説します。

◎歯科クリニックにInstagramが必要な理由

Instagramは2010年10月にサービスを開始した写真や動画投稿がメインの、今日本で最も勢いのあるSNSです。国内のアクティブアカウント数は2019年3月時点で3,300万とされており、男女比では男性43%、女性57%と、女性の利用者がやや多いのが特徴です。また2020年12月の調査によると、Instagramの年代別利用者の割合は15〜19歳で65%と最も高く、次いで20代が57.3%、30代が47.8%となり、特に若い人が熱心にInstagramを利用している実態がうかがえます。

Instagramを利用する目的は、単に自分の興味・関心のあるつながりを見つけるというだけにとどまらず、「情報収集」であることは注目すべき点です。若い人ほど検索の際にGoogle検索ではなくSNSで検索する傾向があり、興味・関心のある内容はすべてSNSで検索して情報収集をおこなっています。つまりInstagramで効果的に情報を発信してユーザーに届けていくことが、結果的に歯科クリニックの認知度を上げ、集患へとつなげていきます。歯科クリニックのInstagram運用は、広告費をかけずにできるPR活動なのです。

一方で、「歯科クリニック」と聞くと、「痛い」「怖い」といったように、どちらかというとネガティブな印象を抱く人もいるのではないでしょうか。どうしても必要でなければ通いたくない場所というイメージを持っているユーザーに対して、言葉で働きかけてもあまり効果は期待できません。しかしInstagramは写真や動画といったビジュアルをメインとするSNSなので、視覚に訴えかけることで歯科クリニックのイメージを変えることが可能です。写真1枚で全く違った印象を与え、「ここなら通ってみてもいいかも…」と思わせることができるのです。

歯科クリニックがInstagramを導入するメリットは、何より導入コストがかからないことです。Instagramはアカウント登録をすれば誰でも簡単にはじめることができ、宣伝費をねん出する必要がありません。またInstagramには、Twitterのリツイート機能やFacebookのシェア機能のように情報を拡散する機能がなく、かわりにハッシュタグ(#で始まるリンク付きのキーワード文字列)で情報が横に連なっていくのが特徴です。そのため、ほかのSNSに比べると炎上リスクが低いことも知られており、比較的安全に歯科クリニックのPRをすることができるのです。ただし、絶対に炎上しないというわけではないので、Instagramを運用の際には注意が必要です。

Instagram利用者に若いユーザーが多いのもメリットと言えます。歯科クリニックをあまり利用することがない若い層にも情報を発信し、認知度を上げていくことで、歯科クリニックに足が向きやすくなります。また、Instagramには女性ユーザーが多いので、ホワイトニングなどの美容系に関心があるターゲットにも効果的にアピールできます。

以上のことから、歯科クリニックが集患を考えた際にはInstagramを活用すると効果が出やすいことがわかります。歯科クリニックのInstagram運用のポイントは主に5つあげられます。

◎ポイント1:写真と動画でオープンな雰囲気をアピールする

Instagram最大の魅力、それは写真と動画による文字を必要としないコミュニケーションです。パッと投稿を見たInstagramユーザーに強い印象、そして好感を抱いてもらえる内容を検討しましょう。歯科クリニックに対してネガティブな印象を持っているInstagramユーザーに対し、イメージを払しょくするような明るいオープンな雰囲気を伝え、通院のハードルを下げる効果が期待できます。

歯科クリニックを訪れようと考える人がまず1番に気にするのは、見た目と雰囲気です。具体的には、施設の外観と院内全体の様子や設備です。入口がうす暗かったり院内が清潔そうに見えないと、悪印象を与えてしまいます。そこで、Instagramユーザーが訪れてみたいと思うような魅力的な様子をアピールしましょう。歯科クリニックが持つ特色は何か、「オシャレ」「気軽さ」「フレンドリーさ」など、アピールポイントを押さえて統一感のある雰囲気を作ることがInstagramでは特に重要です。

小児歯科を扱っているクリニックであれば、子どものためのサービスを写真でアピールすることもInstagramではとても効果的です。子どもを連れている人でも安心して受診できるよう、待合室やキッズスペースの様子のほか、DVD鑑賞しながらの施術など、歯科クリニックの特徴をInstagram投稿でしっかり見せるようにしましょう。

歯列矯正やセラミック矯正、ホワイトニングなど、美容系のサービスを行っている歯科クリニックであれば、具体的な機器を紹介してサービスを提案してみるのも良いでしょう。サービスによってどのような機材で施術を行うのかが分かれば、Instagramユーザーはより関心を持ちやすくなります。美容系はInstagramの中で人気の高いジャンルなので、写真や動画の見せ方を工夫すれば高いリーチが見込める可能性があります。

雰囲気の次に気にしがちなのが、歯科クリニックで働く人、スタッフやサービスです。設備が充実していることも大切ですが、「こういう人が対応しているんだ」といった具合に歯科クリニックのスタッフの顔がわかること、人の存在を感じられることが、何よりの安心感を与えます。スタッフの顔出しでの投稿や治療中の様子を動画など、Instagramユーザーに関心を持ってもらえる内容を工夫しましょう。「実はこんなものがあります!」といった歯科クリニックの舞台裏やお得情報など、Instagramアカウントで特別に伝えられる情報があれば、より高い関心を集めることができます。

Instagramは、ビジュアル重視のSNSだからこそ「量より質」の傾向があります。むやみやたらに投稿の頻度を上げるよりは、写真や動画1つ1つのクオリティを上げることを心がけましょう。

◎ポイント2:プロフィール画面に必要な情報を集約させる

Instagramユーザーが気になる投稿を見つけると、そのアカウントのプロフィール画面を訪れてフォローするかどうかを判断します。そのためプロフィール画面には、短時間で「この歯科クリニックをフォローしたい!」と思わせるような工夫をしておく必要があります。Instagramユーザーが知りたいと思う情報をすべて集約するようなプロフィール画面を作成しましょう。

プロフィール画面には大きく分けて5つの項目があります。「名前」「ユーザーネーム」「自己紹介」「プロフィール写真」「URL」です。どれもInstagram内で検索する際にヒットするようにキーワードをちりばめておく必要があります。歯科クリニックの名前やニックネーム、特記すべきサービスや機器名など、文字や文章であっても端的にわかりやすく設定します。

Instagramのアカウントには、通常アカウントと別にプロアカウントというものがあります。プロアカウントは、上記5つの項目以外に「電話番号」「メールアドレス」「住所」を掲載できるようになります。これらはCTA(Call To Action)と呼ばれ、ユーザーの問い合わせ行動を喚起する情報としてとても大切です。個人でも切り替えることができるので、歯科クリニックの集患を考えるならぜひプロアカウントに切り替えておきましょう。


◎ポイント3:ハッシュタグを活用して投稿への誘導を増やす

Instagramの特徴的な文化として、投稿の際にハッシュタグを多用するのが一般的です。ハッシュタグとは「#」で始まる文字列のことを指し、投稿のキャプションに入力します。1つ1つが検索結果へのリンクになっており、同じハッシュタグのついた投稿を検索することができます。Instagramユーザーの多くは、関心を持った情報についてハッシュタグ検索を用いて収集しています。アカウントだけでなくハッシュタグをフォローすることも可能で、このハッシュタグを効果的に利用できれば、広告費をかけなくても歯科クリニックの大きな宣伝ができるのです。

Instagramのハッシュタグは最大で30個までつけることができますが、やみくもに単語を羅列しているだけではあまり効果が期待できません。ハッシュタグをつける際は、大きく分けて小項目・中項目・大項目の3つに分けて設定しましょう。小項目には「#〇〇歯科クリニック」「#インプラント」「#ホワイトニング」など、歯科クリニックに直接つながる具体的なキーワードを設定します。「うちの歯科クリニックといえば…?」で連想されるキーワードを織り込めると効果的です。中項目には、たとえば「#歯科」「#歯科クリニック」「#歯科医院」「#美容歯科」といったジャンルや「#歯ブラシ指導」「#定期健診」など注力しているサービス名などを設定します。大項目には、「#中目黒」「#横浜」といった地名や、「#歯」「#歯科治療」「#診療」など、広く一般的に知られているキーワードを設定します。

◎ポイント4:Instagramインサイトで効果測定と運営改善をする

Instagramのプロアカウントに関してはポイント2で説明しましたが、プロアカウントに切り替えることで利用できる機能がInstagramインサイトです。Instagramインサイトは、Instagram公式が提供している分析ツールで、通常アカウントでは見ることができない投稿ごとのリーチ数、ハッシュタグやプロフィールのインプレッション数など、詳細の分析情報を確認することができます。Instagramインサイト以外にも分析ツールはさまざまなものがありますが、効果測定に不慣れであれば、まずはInstagramインサイトからはじめてみることをお勧めします。慣れてきてInstagramインサイトでは情報が足りないと考えたら、ほかのツールも検討してみましょう。

Instagramインサイトではさまざまな指標を確認することができますが、数字を分析して改善することが重要です。「いいね」の数が少ないのであれば、増やすためにどのような対策を施したか、その結果としてどのように数値に反映されたかというところまで、現状・施策・結果を包括的に確認し分析していくのです。「いいね」の数とコメント数、フォロワー数の増加が、実際の歯科クリニックの来院数とどう関連しているかの分析も必要です。また、実際に歯科クリニックを訪れてくれた人に対して、受付横のポップなどで「Instagramもやっています」などとアナログにPRすることも意外と効果的です。

◎ポイント5:Instagram広告で知名度を大幅にアップさせる

プロアカウントに切り替えた際にInstagramインサイトと合わせてぜひ導入を検討して欲しいのが、Instagram広告です。Instagram広告は通常投稿と同じようにフィードに出てくる広告で、Instagramユーザーが歯科クリニックのアカウントをフォローしているいないにかかわらず、ターゲットを絞って表示することができます。通常投稿で反響が多かったものを広告として出すことも可能で、Instagram広告のためにクリエイティブをわざわざ作らなくても出稿できるのがメリットです。

Instagram広告にもハッシュタグをつけられるので、興味を引きそうなキーワードを設定するのも効果的です。広告なので多少コストがかかってしまいますが、短い期間で確実に集患につなげることができます。また、Instagram広告は低予算からはじめられるようになっており、様子見で最低予算からはじめてみると良いでしょう。

◎まとめ

歯科クリニックがInstagramを効果的に利用すれば、今より多くの集患が見込めます。Instagramの機能を使いこなし、ユーザー認知を高めていけるよう工夫しましょう。分析や広告出稿にはそれなりの専門知識が必要ですから、困っていることがあれば1度プロに相談することをおすすめします。当社なら、Instagram集患を検討している歯科クリニックのために的確なアドバイスができますので、安心してご相談ください。


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