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Instagramリールで集客するためのポイントとは

Instgram運用
集客、販売促進やブランディングのためのマーケティングツールとして導入する企業が増えているInstagramですが、近年とくに注目されている機能がInstagramリールです。リールが人気になればアカウントのリーチが一気に伸びフォロワーも増えやすくなるため、Instagram運用においてリールを使いこなせるかどうかは集客を左右する大きな分岐点になります。この記事では、Instagramリールで集客施策を行うために注意すべきポイントについて解説していきます。
◎Instagramのリール機能とは
Instagramとは「インスタ」の愛称で知られる写真や動画を中心としたSNSです。原則として文章のみでの投稿ができず、必ず写真か動画が必要になりますが、2018年2月に「ストーリーズ」の「タイプモード」で文章のみ投稿できる機能が登場するなど、Instagramでは今も活発に機能追加やテストが行われています。そんななか2020年8月に導入された新機能がリールです。
 
Instagramのスマートフォンアプリにはリールの専用タブが設置されており、注力している姿勢が見て取れます。Instagramリールとは、スマートフォンの全画面に縦動画として表示され、最長で90秒の短尺動画コンテンツを投稿できる機能のことです。Instagramの動画投稿には現在「フィード」「リール」「ストーリーズ」の3種類がありますが、2021年11月発表の公式ブログによると、現在「15秒以内の動画はすべてリールとしてシェアされる」という機能をテスト中とのこと。今後は仕様が変更される可能性があるため注意が必要です。
 
Instagramリールの大きな特徴は、編集機能が非常に充実している点です。撮影した動画に好きなBGMを付けたり、テキストやスタンプ、ペイントやエフェクトを入れることができます。また動画の長さも調整が可能で、デフォルトの15秒のほか、30秒、60秒、90秒を選ぶことができるほか、動画の速さも5倍まで調整ができます。
 
2021年3月には「リミックス機能」が追加され、ほかのInstagramユーザーが投稿したリールとのコラボレーションが可能になりました。さらに2022年5月からは「テンプレート機能」が実装され、ほかのInstagramユーザーが投稿したリールを自分のテンプレートとして使えるようになりました。お手本にしたいInstagramリールを参考にできるので、動画投稿にあまり慣れていなくても簡単にクオリティの高い動画を作ることができて便利です。Instagramでこれらの機能を効果的に使い、通常投稿よりインパクトのある動画を投稿して集客を伸ばしていきましょう。

◎InstagramリールとTikTokの違い
SNS動画のトレンドは、長時間のものから短時間のいわゆる「ショートムービー」に移行しており、長い動画より短い動画、加工されたものよりあまり編集されていないもののほうが好まれる傾向にあります。
 
マーケティングの世界でも近年注目されている「Z世代」は「コスパ」=コストパフォーマンスよりも「タムパ」=タイムパフォーマンスを重視する特徴があると言われており、若い世代ほど時間に対する感覚がシビアであることがわかります。この傾向を背景に急成長しているのが、ショートムービーSNSとして若者を中心に人気のSNS「TikTok」です。TikTokは15秒から60秒までの長さの音楽に合わせた短尺動画を投稿できるショートムービー用プラットフォームで、その特徴はInstagramリールととてもよく似ています。
 
InstagramリールとTikTokどちらにも共通しているのは「短尺動画を作成・加工・投稿・シェアできる」ことです。いずれもSNSなので人気の投稿に対して「いいね!」やコメントを付けたり、気になったアカウントをフォローしたりすることができます。動画の制限時間は、Instagramは15秒、30秒、60秒、90秒から制限時間を選ぶのに対し、TikTokは15秒、60秒、3分、10分から選ぶようになっています。またキャプションに書ける文字数の違いは、Instagramはハッシュタグを含めて最大2,200字まで、TikTokの文字数はハッシュタグを含めて全角150文字までとなっています。
 
ハッシュタグの個数制限にも違いがあり、Instagramは最大30個という制約があるのに対し、TikTokには個数に制限がありません。投稿した動画の掲載場所についても違いもあります。TikTokはショートムービー用アプリなので、投稿するとフォロワーもしくは「おすすめ」に載った場合に投稿が掲載される仕組みになっており、掲載場所を選ぶことができません。一方Instagramは「フィード+発見タブ」「発見タブのみ」のように掲載場所を選択することができます。
 
InstagramリールもTikTokも動画に関してはよく似た性質を持っていますが、マーケティングツールとして多角的に集客を狙いたいのであればやはりInstagramを利用するべきでしょう。Instagramの発見タブでリールが「注目」の投稿に選ばれると再生回数が飛躍的に伸びるため、「いいね!」やコメント、シェアや保存の数が急激に増えたり、新規フォロワーを多く獲得できることが期待できます。企業がInstagram運用を行う目的は、ブランディングや認知度アップ、ファンの獲得であり、リールを利用すれば大きな反響や多くのフォロワー獲得が可能になるのです。

◎Instagramリールを使うメリット
Instagramリールはスマートフォンアプリのリール専用タブや発見タブに表示される仕組みになっており、アカウントをフォローしているしていないに関わらず、多くのInstagramユーザーに表示されやすいという特徴があります。
 
Instagramのプロフィール画面にもリール専用タブが設置されており、プロフィール画面を訪れたInstagramユーザーがアカウントをフォローしようか判断する材料としてリールを視聴する傾向があります。つまり、リールはInstagramユーザーの目に触れやすい機能であり、企業アカウントのInstagram運用でもうまく活用すれば多くのフォロワー獲得が見込めるのです。
 
Instagramリールは、スマートフォンの全画面に表示される縦動画なので、通常の横動画に比べて大画面で視聴されます。そのため、大画面で見せて迫力があるものやインパクトの強いもの、あるいは商品の細部までじっくり見てほしい場合などに使用すると非常に効果的です。わずかな時間にほんの少しだけ映ったアイテムが後になって注目を集めるという可能性もあり、細かい部分までこだわった動画を作成すればアピール効果が高まります。
 
マーケティングでリールを使用すると効果的な商品は、Webメディアやアプリ、ソフトウェア、飲料品や食品、衣類や日用品など、商品そのものや機能が一目でわかるジャンルのものです。多くのリールはデフォルト設定の15秒再生で作成されることが多いため、文字情報などによる補足説明が必要な商品やサービスには向きません。自社の商品やサービスがリールに向いているかをしっかりと見極めることが大切です。
 
Instagramリールは、通常投稿のほかに広告として利用することもできます。Instagramリール広告は通常のリールの間に挿入される広告のことで、一般的な広告のように宣伝色が強くないためユーザーに受け入れられやすいのが特徴です。広告も全画面で表示されるため、BGMやエフェクトを効果的に利用した動画を作成すれば、通常の広告よりインパクトの強い商品訴求が可能になります。Instagramの広告機能はターゲティング精度が非常に高く、年齢や性別、職業や住所、興味や嗜好などを絞ることで効率的にプロモーションを行うことができます。

◎Instagramリール投稿のポイント
○「深掘りしたい」と思わせるカバー写真を選ぶ
カバー写真とは動画再生前に表示される静止画のことで、リールはカバー写真を自分で選ぶことができます。再生しようかどうかをカバー写真で決める人も多いため、ファーストインプレッションとして非常に重要な役割を持っています。カバー写真を見たInstagramユーザーが「これってどんな動画なんだろう?」と深掘りしたくなるような写真を選ぶと注目を集めやすくなります。
 
○最初の3秒でユーザーを惹きつける
動画投稿は最初の3秒が肝心です。はじめの3秒が魅力的でなければ、せっかく作成した動画であっても最後まで再生されることなく離脱されてしまいます。リールの成果は、冒頭の3秒でいかにインパクトの強いものをアピールできるかですべてが決まります。構成を考える際には、最初の3秒に重きを置いて考えるようにしましょう。

 
○人気の音源を使う
Instagramリールは好きな音源を設定することができるので、視聴してほしいターゲットにマッチした音源を設定しましょう。投稿画面で音符マークをタップするとミュージックを検索できますが「おすすめ」に出てくる人気の音源を選ぶと視聴回数が伸びやすくなります。人気の音源を使ってInstagramに投稿すれば同じ音源を使って作られたほかの動画を一覧で見られるようになり、より多くのInstagramユーザーの目に触れるようになるのです。

〇早送り再生やカットを付けテンポよくする
人気がある投稿の特徴として、テンポがとてもよいものが多いことがあげられます。早送り再生やカット割りをうまく活用して展開をうまく表現できている動画が好まれるのです。15秒という短い動画であってもメリハリのある作りを心がけ、速度設定などをうまく使ってテンポよい作品を作りましょう。なお、Instagramリールの速度設定は1倍、2倍、3倍、5倍から選ぶことができます。
○投稿したあとでフィード・ストーリーズにシェアする
せっかく工夫して作成した動画をInstagramで投稿しても、通常のリール投稿だけでは思うようにリーチが伸びません。より効果を発揮するために、フィードやストーリーズといったほかのInstagramの機能でも動画をシェアしておきましょう。スマートフォンアプリではリール投稿する際に「フィードでもシェア」にチェックを入れておくと、投稿と同時にフィードにシェアできて便利です。

◎Instagramリールを活用する際の注意点
Instagramリールは非常に有益なので企業も活用すべきですが、いくつか注意した方がよいポイントがあります。
 
Instagram公式が、リール機能でおすすめしない要素としてあげているのが「ぼやけている、解像度が極端に低い動画」「ほかのアプリなどから転載されたと明らかにわかる動画」「周りに枠線が入っている動画」「画面の大半がテキストでおおわれてしまっている動画」です。これらの要素を取り入れている動画はInstagramの「おすすめ」でも表示されなくなってしまうほか、企業のブランディングを大きく損ねる可能性もあるので、該当がないかしっかりチェックしましょう。
 
Instagramはアカウントをプロアカウントに切り替えることでインサイトという分析情報を見られるようになります。Instagramインサイトで確認できる分析情報は、動画の再生数や「いいね!」の数、コメントやシェア、保存済みの数やリーチ数などです。特に注視しておきたいのが再生数で、この再生数が継続的に伸びているかどうかを確認し記録しておくようにしましょう。
 
再生数が伸びずに止まっている場合は、投稿した動画が最後まで見られていない、つまり離脱率が高くなっているかもしれません。投稿した動画を確認しどこが悪いのか、どういうものであればInstagramユーザーが最後まで視聴するのかをよく分析する必要があります。
 
リールは1度投稿すると音源やエフェクトの変更ができず、投稿後に編集できる機能はキャプションやカバー写真の変更のみになります。最初に投稿する際に間違いがないかをしっかり確認しておきましょう。動画に興味を持ったInstagramユーザーが最初に訪れるのはプロフィール画面なので、プロフィール画面を充実させておくことも大切です。なお、通常のInstagramでは非常に重要な役割になっているハッシュタグですが、リールに関してはそこまで高い効果を発揮しないので、通常投稿と同じような形で付けておくとよいでしょう。
◎まとめ
Instagramリールは通常投稿より強いインパクトを与え、自社アカウントへの興味を持ってもらいやすい機能です。投稿したものが「おすすめ」「注目」に選ばれればフォロワーも爆発的に増え、集客を加速させる可能性を秘めています。リール機能をうまく活用してInstagramマーケティングを成功に導いていきましょう。
 

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