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Googleマップで集客と売上を伸ばすポイント
Google広告SEOビジネス
Googleビジネスプロフィールは、企業・個人にかかわらず簡単に利用できる集客ツールです。近年ではGoogleマップ検索から店舗を訪れるユーザーが多く、従来対策してきたSEO以上に「MEO対策」が重要視されています。GoogleマップとGoogleビジネスプロフィールを連携させて正しく利用すれば、店舗集客を今まで以上に加速させ、売上を伸ばすことができます。この記事では、Googleマップで集客を加速させ売上を伸ばすためのポイントについてご説明します。
◎売上アップのカギを握るMEO対策
近年、従来のインターネットマーケティング施策であるSEO対策とともに注目を集めているのがMEO対策です。MEO対策とはMap Engine Optimizationの略称であり、マップエンジン最適化すなわち地図上における検索上位を狙う取り組みのことを指します。
スマートフォンの普及が進みモバイル検索が一般的になったことで、ユーザーは今いる場所、現在地の周辺情報を検索するようになりました。地図検索において店舗が「すぐ近くにある」「すぐ行ける」場所に営業情報とともに表示されることで、ユーザーが実際に足を運んでくれる可能性が高まります。逆に地図上に情報がなければ、ユーザーは競合他社に行ってしまうということにもつながるのです。そのため企業の店舗集客では、地図検索、とりわけGoogleマップの結果がより上位に表示されるような施策を検討する必要があります。
Googleマップは、Googleが提供しているウェブマッピングプラットフォームです。スマートフォンやタブレットの画面を2本の指でつまむピンチイン、またはダブルタップすることで地図の拡大・縮小ができるほか、衛星写真や航空写真、ストリートビューからリアルタイムの道路混雑状況までさまざまな情報を表示できるなど、従来の地図アプリの常識を覆す斬新な機能が持ち味です。車や交通機関を含めたルート検索も可能なので、Googleマップがあれば必要な情報がほぼすべて手に入ると言っても過言ではない高いユーザービリティを提供しています。ある調査によると、Googleマップの国内利用率は99%、さらにカーナビとしても84%にのぼり、地図アプリとして圧倒的な優位性を誇っています。
キーワード検索の結果としてGoogleビジネスプロフィールと同時に表示されるGoogleマップは、ユーザーがまさに今知りたい情報であり、店舗へ来店する可能性が高い情報です。そのため、GoogleビジネスプロフィールとGoogleマップによるMEO対策を念入りに行うことが、店舗集客を加速させ、売上を伸ばすカギになります。
◎集客に効果を発揮するGoogleビジネスプロフィール
Googleマップを検索結果と連携させるために使うのが、Googleビジネスプロフィールです。Googleビジネスプロフィールとは、Googleが提供する店舗情報などを表示するための登録システムで、アメリカの「Small Business」、日本語で「小さなお店」を経営している人向けのウェブサービスとしてスタートしました。現在では、店舗や企業の規模にかかわらず多くのユーザーを呼び込む世界共通の集客ツールとして利用されています。企業が従来力を入れていたSEO対策やGoogleアナリティクス、SNS対策に加え、Googleビジネスプロフィールに注力することは、今後の店舗集客を大きく左右すると言えます。
Googleビジネスプロフィールには、大きくわけて8つの機能があります。「投稿」はビジネスオーナーが自由に情報発信できる機能で、Googleビジネスプロフィールにおいて検索結果およびGoogleマップに最新情報やキャンペーン・イベント・クーポン情報などを提供することができます。「情報」は、Googleビジネスプロフィールのベースとなる機能で、店舗名や営業時間、電話番号、URL、メニューやサービスなどを登録できます。「インサイト」機能は、GoogleビジネスプロフィールやGoogleマップのユーザー動向を分析するための数値データを提供しています。「クチコミ」は、Googleビジネスプロフィールにおいて多くのユーザーがチェックする機能で、オーナーはユーザーのクチコミに返信してコミュニケーションをはかることができます。
さらに「メッセージ」機能を使えば、GoogleビジネスプロフィールやGoogleマップの検索結果からチャットで連絡をくれたユーザーと直接メッセージのやり取りをすることが可能です。「写真・動画」は店舗に関する写真や動画をアップロードできる機能、「商品・メニュー・サービス」は店舗が提供している商品やメニュー、サービスを写真付きで提供できます。
写真や動画などのビジュアルコンテンツは、Googleビジネスプロフィールにおいてユーザーの印象に残りやすい要素なので、店舗としては特に力を入れるべきポイントの1つです。また、「ウェブサイト」機能を使えば、Googleビジネスプロフィールの情報をもとに簡易的なウェブサイトを作成することが可能となります。
これら8つの機能を含むGoogleビジネスプロフィールは、誰でも無料で登録できるのが最大のメリットです。Googleビジネスプロフィールに正しい情報を登録さえしておけばユーザーが自然に流入してくるので、広告費をかける必要がありません。Googleの公表した調査によると、ユーザーの64%はGoogleビジネスプロフィールの情報をもとに店舗を探しているという結果が示されており、Googleビジネスプロフィールの情報がいかにユーザー行動を左右するかがよくわかります。さらにGoogleビジネスプロフィールとGoogleマップを連動させれば、経路検索機能で実際に足を運ぶ可能性が高まります。
◎Googleマップを使った集客を行う6つのポイント
Googleビジネスプロフィールと同時に表示されるGoogleマップで集客を行い、売上につなげるために抑えておきたいポイントが6つあります。
〇ポイント1:Googleビジネスプロフィールの基本情報を正しく登録する
Googleマップ集客で最も基本的で大切なポイントは、Googleビジネスプロフィールの基本情報を正しく登録することです。ここを間違えてしまうと、検索結果のGoogleマップ上の情報も間違っていることになり、ユーザー評価やクチコミが下がってしまうばかりか、Googleの評価も下がり検索結果で上位表示されなくなる可能性があります。Googleビジネスプロフィールの基本情報として登録すべき内容は非常に多いですが、時間をかけて1つ1つ丁寧に入力することが大切です。
Googleビジネスプロフィール基本情報とともに必ず行うべきなのが「オーナー確認」です。Googleビジネスプロフィールの情報は一般ユーザーにも登録や修正が可能なので、Googleにビジネスオーナーであることを認めてもらう必要があります。オーナー確認ができれば、Googleビジネスプロフィールにおいてビジネスオーナーでしか使えない機能、たとえばクチコミに対する返信やユーザーとのメッセージのやりとりなどを使うことができます。Googleビジネスプロフィールのオーナー確認は、電話やメール、ライブビデオ通話やハガキで行うことができます。
Googleビジネスプロフィールの基本情報登録の際に、Googleマップ上で店舗の場所にマーカーを配置することができます。ユーザーが地図検索で訪れる場合を考え、必ずGoogleマップに正しい場所を配置するようにしましょう。なお、2021年11月のアップデートにより、Googleビジネスプロフィール情報をGoogleマップ上からも編集できるようになりました。
〇ポイント2:クチコミ機能でGoogleマップユーザーと交流する
Googleビジネスプロフィールのクチコミ機能は、Googleマップ検索においてユーザーが店舗を実際に訪れるかどうか判断する重要な要素です。クチコミは実際に訪れたユーザーのリアルな感想や店舗の雰囲気などを自由に書き込める機能で、写真や動画のアップロードも可能です。Googleビジネスプロフィールのオーナー確認がすんでいれば、ユーザーからのクチコミに返信することができます。また、オーナーが投稿した内容や写真や一般ユーザーより上位に表示されるようになっているため、クチコミ内容をある程度コントロールすることが可能です。
クチコミ機能では店舗へのマイナス評価や悪意のあるユーザーからの投稿もあるため、ビジネスオーナーは常に注意を払って監視しておく必要があります。大切なのは、落ち着いて冷静に対処することです。ネガティブな情報を放置しておくと、GoogleビジネスプロフィールやGoogleマップのクチコミを見たユーザーの足が遠のいてしまう可能性があります。そこで、ネガティブな内容に対しては反省し真摯に対応する姿勢を見せることで、ユーザー反応のリカバリーは可能です。またGoogleビジネスプロフィールやGoogleマップに悪意ある投稿をされてしまった場合は、Googleに「不適切なクチコミとして報告」で削除の申請を行いましょう。
〇ポイント3:メニュー機能で店舗のラインナップを紹介する
飲食店や商品を扱う店舗において、メニューや価格はユーザーが特に気になるところです。GoogleビジネスプロフィールやGoogleマップの検索結果にメニューと価格帯の情報を掲載し、店舗のラインナップや新商品、強みとなる部分を視覚的に紹介しましょう。店舗を実際に訪れることでしか得られない体験があることをユーザーに知ってもらえます。
あらかじめ商品の品ぞろえや価格帯がわかっていれば、来店を検討しているユーザーに安心感を与えます。美容サロンや接骨院などサービスを提供している店舗であれば、GoogleビジネスプロフィールやGoogleマップの検索結果に施術中の写真などを掲載しておくと、店舗の雰囲気が伝わって来店のハードル下がります。
〇ポイント4:写真機能で店舗の魅力を視覚的に伝える
GoogleビジネスプロフィールやGoogleマップの検索結果において、ユーザーが特に注目しているのは写真です。視覚的に受け取った情報は記憶に残りやすいので、GoogleビジネスプロフィールやGoogleマップ上でもユーザーに印象付けるような写真選びを心がけます。
店舗の外観や内装、店内の雰囲気や設備など「ユーザーが何を知りたいか」を先回りで考えるとよいでしょう。あらかじめ知っておくと安心な情報を積極的に公開することが、来店の後押しになります。
〇ポイント5:最新情報をいち早く発信する
Googleビジネスプロフィールの投稿機能を使えば、店舗の最新情報を発信することができます。同じような使い方はTwitterやInstagramなどのSNSでも可能ですが、Googleビジネスプロフィールとは区別して使いましょう。
SNSは新規顧客と既存顧客が入り混じっているため、新規顧客向け・既存顧客やファン向けで対応を変える必要がありますが、Googleビジネスプロフィールのターゲットは新規顧客です。店舗についてよく知らないからこそ、ユーザーは検索して店舗の商品やブランドを知ったり、Googleマップで経路検索をしています。
Googleビジネスプロフィールによる情報発信は、新規顧客に店舗を認知し来店してもらうためのプロモーションが目的なので、リアルタイムの商品情報やオトクなクーポン・キャンペーンなどが非常に重要です。近くにいるユーザーが足を止められるような企画を検討して、GoogleビジネスプロフィールとGoogleマップ上でいち早く発信していきましょう。
〇ポイント6:インサイト機能でユーザー分析を行う
Googleビジネスプロフィールにはインサイトと呼ばれる機能があり、ビジネスの役に立つさまざまなデータを確認することができます。
たとえばユーザーが、Googleビジネスプロフィールを見た際に「ウェブサイトへアクセス」「電話」「Googleマップでの経路検索」「メッセージ送信」の4つのアクションのうちどれを選択したか、あるいはGoogleマップで経路検索した際の地域の分布、Googleビジネスプロフィールにアップロードされた写真の枚数や閲覧回数などが確認できます。
パフォーマンスデータでは、ユーザーがGoogleビジネスプロフィールを閲覧した回数から、GoogleビジネスプロフィールやGoogleマップの表示につながったキーワードの一覧、Googleビジネスプロフィールの通話ボタンのクリック回数、GoogleビジネスプロフィールからGoogleマップで経路確認をした検索数など、ユーザー動向の分析に必要なさまざまな情報が提供されています。
自社のGoogleビジネスプロフィール運用がユーザーの行動にどう影響しているかを継続的に確認し、記録していくことが重要です。Googleビジネスプロフィールの登録情報を変えて数字を確認し、軌道修正していくことによって、少しずつ売上アップにつながっていきます。
◎まとめ
売上アップするためには、GoogleビジネスプロフィールやGoogleマップを連動させたMEO対策が不可欠です。Googleビジネスプロフィールはすべて無料で登録できるので、小さい店舗でもはじめやすく、また継続していくことで成果につながっていきます。基本情報を登録して終わりではなく、Googleマップ上には常に最新情報が表示されるように気を配っておくことが大切です。GoogleビジネスプロフィールやGoogleマップによるMEO対策をより効果的に進めたいとお考えの際は、当社までご相談ください。
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