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MEO対策まとめ!運用する際に抑えておくべき具体的なポイント

SEO営業ビジネス経営
オンライン上で自社ビジネスの周知や新規顧客を開拓するとき、SEO対策が先行しがちですが、美容サロンや飲食店など実店舗があるビジネスを行っている場合はMEO対策も同様に重要な施策です。MEO対策はしっかりポイントを抑えれば、費用をかけずに短期間での効果が見込めます。しかし具体的にどのような方法や注意点があるのかご存知ではない事業主さまも多いのではないでしょうか。この記事では、MEO対策で得られる成果やMEO対策のポイント、注意点などをご紹介します。
◎MEO対策で検索結果の上位表示を狙う
MEO対策(Map Engine Optimization)とは、マップ検索エンジン最適化の略称です。MEO対策は、GoogleマップおよびGoogleローカル検索での検索結果で上位表示させることで、ユーザーの周知を高めて来店につなげるための施策です。
 
Googleマップで「吉祥寺 居酒屋」のように特定の地域とキーワードで検索すると、それにマッチした店舗が地図上に表示されます。またGoogle検索においても地域とキーワードを合わせて検索すると、検索結果画面の上部に店舗の情報が表示されます。これはランダムに検索結果が表示されているわけではなく、Googleのアルゴリズムによりユーザーの検索意図に合わせて最適な店舗のビジネスプロフィールを表示させています。ビジネスプロフィールが表示されるのは3枠までと決まっています。つまりMEO対策を行うことで、Googleからの評価を上げて検索結果の上位表示を狙うことができるのです。
 
現在、Googleマップの国内利用者数は約4,000万人いると言われており、日本国内でもっとも多く利用されている地図アプリです。これにはスマートフォンの普及と通信環境の整備により、外出先で地図アプリを使って目的地や行きたい場所の検索をするようになった背景があります。なかでもGoogleマップは、店舗までの最適経路を検索するのはもちろん、寄せられた口コミを閲覧することもできるため多くのユーザーに支持されている地図アプリです。
 
圧倒的なシェアを誇るGoogleマップのMEO対策を行うことで、新規顧客や潜在顧客の開拓が期待できます。しばしばMEO対策とSEO対策が混同されることがありますが、SEO対策は検索エンジンの最適化が目的なのでWebサイトを検索結果の上位表示させるために行います。それに対してMEO対策は地図エンジンに特化した最適化です。MEO対策はWebサイトではなくGoogleビジネスプロフィールというGoogleのサービスを使って検索上位させるのがポイントです。

◎MEO対策によって見込まれる成果
MEO対策を行うことにより見込まれる成果のひとつに、来店意志の高い潜在顧客に効果的にアプローチできる見込みがあります。「ロケーション+目的」のキーワードを用いて検索するユーザーはすぐに目的地に向かいたい、あるいは訪問するための下調べをしており来店意志が高いことが特徴です
 
Googleの検索結果画面は、MEO枠とSEO枠により構成されています。MEO枠は店舗のビジネスプロフィールや地図上での位置が表示され検索結果の最上部に掲載されます。SEO枠よりもさらに上部にMEO枠が表示されるのでユーザーの目に留まりやすくなります。よってビジネスプロフィールを閲覧してもらいやすくSEO枠より集客力が高いのが大きなポイントです。
 
MEO対策は、SEO対策を行うよりも短期間で効果が出やすいことが見込まれます。SEO対策は、施策を開始してから効果が現れるまで数ヶ月〜1年程度かかると言われています。幅があるのはWebサイトのジャンルや狙うキーワードによってSEOの難易度や競合度が異なるためです。特に新規のドメインを取得しゼロからWebサイトを立ち上げる場合は、記事の数が少なかったりドメインパワーが弱いことから、ほかの競合サイトよりもユーザーにとって有益で良質である評価を受けるために、ある程度の期間が必要となります。
 
それに対しMEO対策は、早ければ数週間程度で効果が現れはじめると言われています。MEO対策はSEO対策に比べてまだ一般的ではなく競合が少ないため効果が出やすいのがひとつの要因です。MEO対策は比較的短期間で効果が出てくるため、専門業者に運用代行を依頼する場合でもランニングコストを低く押さえることができるのがポイントです。また業者の代行費用自体もMEO対策はSEO対策と比べて安く抑えることができるので、費用対効果が高いと言えるでしょう。

◎MEO対策の具体的な方法とポイント
MEO対策の基本とも言えるのが、Googleビジネスプロフィールのアカウント作成と店舗情報の入力です。店舗名、所在地、営業時間の基本的な情報から支払い方法に至るまでビジネスプロフィールの項目は多岐に渡ります。プロフィール情報の項目をすべて埋めることによってGoogleから評価され上位表示されやすくなります。Googleビジネスプロフィールの管理画面でリスティングの完成度を閲覧できるので、100%になるまで情報を入力しておくのがポイントです。
 
MEO対策でキーワードを選定する際のポイントは、自分の店の特徴を具体的に洗い出すことです。例えば、渋谷区にあるイタリアンレストランで全室個室、カジュアルでデート向き、遅くまで営業しているなど、店舗の所在地や自店舗の強み、サービス内容を4~8個程度洗い出しましょう。次に洗い出したキーワードがどのくらいの検索ボリュームがあるのか調べます。
 
検索ボリュームを調べるには、Googleキーワードプランナーを使うのがおすすめです。月間検索数は少なすぎても良くなく、逆にあまりにも数値が大きいと競合が多かったり、キーワードを絞り切れていないことになります。例えば、「渋谷 イタリアン」で検索ボリュームが大きかった場合は「渋谷 イタリアン 遅くまで営業」といったように検索語を増やしてボリュームを絞るのがポイントです。そして選定したキーワードはビジネスの説明欄に組み込みながら文章を作成しましょう。
 
Googleビジネスプロフィールに使用する写真は積極的にアップロードしましょう。ユーザーが検索を行った際に写真はランダムで表示されますが、オーナーの提供する写真が表示される確率が高いと言われています。最低でも質の高い写真を20枚程度投稿するのがポイントです。まず、店の外観写真は欠かせません。店舗を見つけやすくするためにも建物全体を撮影し、店舗の営業時間に合わせて写真を撮りましょう。例えば、夜しか営業しない店舗ならば夜間に撮影するようにしましょう。顧客が来店すると予想されるすべての方角から建物を撮影することで、顧客にとって店舗が把握しやすくなります。
 
店内の写真は、雰囲気がわかるように全体を撮影しましょう。「座敷なのか掘り炬燵なのか」「子ども用のベビーチェアはあるのか」など、ユーザーが必要としている情報を推測することが大切です。商品撮影は、売れ筋で人気の商品を選んでください。商品は照明が均等に当たるように撮影するのがポイントです。またメニューを掲載することで、ユーザーは価格帯や内容を把握できます。Googleの推奨解像度は縦横それぞれ720ピクセルが推奨されています。画像はピントが合っていて十分な明るさがあるもので、お店の雰囲気が伝わる写真を選びましょう。大幅に画像加工をしてしまうと、来店時に「イメージと違った」と思われかねないので、自然な写真を選ぶのがポイントです。
 
MEO対策を行う上で欠かせないポイントは、口コミを増やすことです。口コミを増やすことは、Googleが評価項目としている「クエリの関連性」と「視認性の高さ」に関係します。口コミを増やすためにもっともシンプルな方法は、来店した顧客に口コミ投稿を依頼することです。単純に依頼をするだけではなかなか顧客に口コミを投稿してもらえないので、「新サービスの開発に向けて感想が欲しい」「顧客満足度を調査したいので口コミを投稿してほしい」など、具体的な理由付けをするのがポイントです。
 
なお、口コミ投稿に対して報酬を与える行為は、Googleのガイドラインに違反するので注意しましょう。顧客が口コミ投稿をしやすくするためにチラシやポップにQRコードを添付して、スムーズに口コミページに移動できる導線を整えるのがポイントです。また、投稿された口コミには必ず返信をしましょう。高評価の口コミには来店してもらった感謝を、ネガティブな口コミに対しては、商品やサービスを購入してもらった感謝と、顧客の不満への謝罪および改善策の提示をしましょう。
 
口コミ投稿は、ユーザーとのコミュニケーションの場ではありますが、プロモーションの場にもなります。例えば、口コミに「次回は〇〇という商品もお試しください!」と返信すれば、口コミを閲覧している第三者のユーザーに対して宣伝にもなります。

◎MEO対策を行う際の注意点
まず、MEO対策の注意点としてあげられるのはNAP情報です。NAP情報とはN(店舗の名称=NAME)、A(住所=ADDRESS)、P(電話番号=PHONE)の略称になります。NAP情報は、Webサイト間ですべて統一しましょう。
 
Googleなど検索エンジンは、クローラーを用いてWebサイトの巡回し検索順位を決めています。MEO対策の検索順位を決定する要素に「視認性の高さ」、つまり知名度の高さがあげられます。視認性の高さを判断するために「サイテーション」と言って、ほかのWebサイトでどれだけ言及されているかで知名度の高さを測っています。
 
NAP情報がWebサイトごとに異なると、Googleは同一の店舗と判断できないのでサイテーションを得ることができません。実店舗を運営している場合、Googleビジネスプロフィール以外にも、口コミサイトや自社サイト、そのほかのWebサイトにも店舗の情報を記載している場合が多いことが想定されます。そのため、店舗が移転した場合や電話番号を変更した際は、掲載されているすべてのWebサイトで情報を統一しなければなりません。
 
ほかにMEO対策で注意すべきところは、オーナーの権限を取得することです。ビジネスプロフィールは店舗運営者でなくともGoogleが自動的に登録したり第三者が登録したりすることができます。既に登録されていることに気付かず新規アカウントの取得を進めるとビジネスプロフィールが重複してしまい、GoogleマップおよびGoogle検索に表示されなくなる恐れがあります。重複を避けるためにもGoogleビジネスプロフィールの新規登録の前に地点登録が既にされているかどうかを調べましょう。
 
調査方法は簡単で、Googleマップで「地名+店舗名」で検索し赤いピンが表示されていれば既に登録されており、ピンが表示されていなければ登録されていません。既に地点が登録されている場合は、オーナーの権限を取得しましょう。Googleマップの店舗情報に「このビジネスのオーナーですか?」と表示されている所をクリックし、電話やメール、ハガキ、Search Consoleでオーナー権限を取得することができます。
 
オーナーの権限を取得しビジネスプロフィールの管理者になることで、写真投稿やビジネス情報の登録が自由にできるようになります。ただし通販サイトやWebメディアなどのオンラインだけでサービスが完結し、実店舗のないビジネス形態ではビジネスプロフィールに登録できないので注意しましょう。

◎まとめ
MEO対策を行うことで、GoogleマップやGoogleのローカル検索で上位表示を目指すことができます。MEO対策は、費用をかけずに来店意思の高い顧客に効果的なアプローチを行い、集客力を高める成果が見込めます。MEO対策のポイントを活かし、これからのビジネスの成長に役立てましょう。運用のリソースが確保できない、確実に成果につなげたい事業主さまへ、運用代行サービスもご用意しております。まずは、お気軽に当社までお問い合わせください。
 

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