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BtoBリスティング広告完全ガイド|戦略・代行会社・事例

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「BtoBとBtoCのリスティング広告の違いが知りたい」
「BtoB向けのリスティング広告戦略が知りたい」

上記のようにお考えではないでしょうか?

結論として、BtoB企業がリスティング広告運用を成功させるための戦略は、以下の通りです。

業種

戦略

IT・ソフトウェア

最新のトレンドを反映したキーワードを選定

製造業

技術力や品質が伝わりやすいキーワードを選定

金融サービス

信頼性と専門性を強調したアプローチ

建設・建築

専門性と実績を効果的にアピールする

人材・教育

企業の人材ニーズに応える的確なアプローチ

本記事では、上記の詳細に加えて、「BtoCのリスティング広告との違い」や「メリット」「予算の決め方」なども紹介していきます。

また、BtoB企業でリスティング広告をプロに依頼したいとお考えの方は、弊社グローストリガーまでお問合せください。

弊社では、これまでにBtoB企業を含む300社以上にわたる中小企業様の広告効果を改善してきた実績がございます。

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目次:

1.【BtoBの企業向け】リスティング広告とは?

リスティング広告とは、検索連動型広告(=検索広告)のことです。

出稿すると、検索結果ページの上部や下部に「広告」と明記され、あらかじめ設定した広告文が表示されます。

関連性の高い検索キーワードに対して広告が表示されるため、興味のあるユーザーにアプローチできる点が特徴です。

また、リスティング広告にはGoogle広告、Yahoo広告などの種類があり、ターゲットに応じて出稿媒体を選択できる点がメリットです。

一方で、BtoB広告では効果の検証が難しいという課題・デメリットがあります。

これは、長い商談プロセスや複数の意思決定者の介在により、広告クリックから成約までの追跡が複雑になるためです。

そのため、リードの質や長期的な顧客価値に焦点を当てた効果測定が重要となります。

具体的には、リード獲得後のフォローアップや顧客との関係構築の進展度を数値化して評価することで、広告の実際の成果を把握することが求められます。

1-1.BtoBとBtoCのリスティング広告の違い|CPC・CPAについても解説

BtoBとBtoCのリスティング広告には、それぞれ異なる特徴があります。

以下の表は、検索ボリューム、クリック単価(CPC)、コンバージョン率(CVR)、コンバージョン単価(CPA)、契約までの期間の比較を示しています。

比較項目

BtoB

BtoC

検索ボリューム

低い

高い

クリック単価(CPC)

高い

低い

コンバージョン率(CVR)

低い

高い

コンバージョン単価(CPA)

高い(リード単価)

低い

契約までの期間

長い

短い

BtoBの検索ボリュームは一般的に低いです。

これは、BtoB市場がニッチであり、特定の業界や専門的な製品・サービスに焦点を当てているためです。

一方、BtoCは広範な消費者市場を対象としているため、検索ボリュームが高くなります。

また、BtoBのコンバージョン単価は高く、特にリード単価として計算されることが多いです。

これは、BtoB市場では一つのリードが長期的な契約に繋がる可能性が高いためです。

一方、BtoCのコンバージョン単価は比較的低く抑えられています。

2.BtoB企業がリスティング広告を出稿するメリット

BtoB企業がリスティング広告を出稿するメリットは、以下の3つです。

  • 即効性が高い
  • 顕在ユーザーへアプローチできる
  • 担当者へのアプローチに向いている 

2-1.即効性が高い

リスティング広告は、ユーザーの検索意図に直接応えられるため、即効性が高いです。

例えば「オフィス用プリンター」というキーワードで検索した企業担当者に、すぐさま関連する広告を表示できます。

これにより、購買意欲の高いリードをタイムリーに獲得できます。

リスティング広告では、広告の出稿後すぐにクリックが発生し、問い合わせやサイト訪問といった反応を得られるため、従来の営業手法と比べ、短期間で多くの見込み客にアプローチできるのです。

2-2.顕在ユーザーへアプローチできる

リスティング広告は検索エンジンの検索結果に表示され、具体的なニーズを持った顕在ユーザーに対して広告を表示できます。

例えば「業務用会計ソフト 比較」と検索するユーザーは、すでに製品導入を検討している可能性が高いです。

具体的なキーワードに対して広告を出稿することで、購買意欲の高いユーザーに的確にリーチできます。

2-3.担当者へのアプローチに向いている 

BtoB企業にとって、リスティング広告は企業の担当者へのアプローチに適しています。

これは、SNS広告と異なり、リスティング広告が主に仕事中に行われる検索に対応しているためです。

ユーザーが業務に関連する情報を積極的に探している時間帯、つまり勤務時間中に広告を表示できることが大きな利点となります。

この特性により、ビジネス目的の検索に対して効果的にアプローチすることが可能です。

3.BtoB企業のリスティング広告予算の決め方

BtoB企業のリスティング広告予算の決め方は、「目標CPA × 目標CV数 = 必要予算」の公式を使用します。

まず、目標CPAを設定します。

目標CPAは、企業が1件のリードやコンバージョンを獲得するために許容できる最大コストを示します。

例えば、1件のリード獲得に対して企業が1万円を支払っても良い(費用対効果が合う)と考える場合、その1万円が目標CPAです。

次に、目標CV数を決定します。

これは、企業が一定期間内に達成したいコンバージョンの数を指します。

例えば、一ヶ月間に50件のリードを獲得したい場合、その50が目標CV数です。

これらの数値を基に、リスティング広告の必要予算を計算します。

目標CPAが1万円で、目標CV数が50件の場合「1万円 × 50件 = 50万円」が必要予算となります。

おすすめ記事:リスティング広告は外注すべき?代理店・フリーランスの相場をもとに解説

4.【業種別】BtoB企業がリスティング広告運用を成功させるための戦略とキーワード案

業種別に、BtoB企業がリスティング広告運用を成功させるための戦略とキーワード案を紹介します。

紹介する業種は以下の通りです。

  • IT・ソフトウェア
  • 製造業 
  • 金融サービス 
  • 建設・建築
  • 人材・教育  

4-1.IT・ソフトウェア 

IT・ソフトウェア業界のBtoB企業がリスティング広告を成功させるための戦略とキーワード案は以下の通りです。

項目

内容

キーワード例

• 「クラウドERP システム」

• 「業務効率化 ソフトウェア」

• 「AI搭載 CRM」

戦略のポイント

• 専門用語と一般的な表現を組み合わせる

• 導入事例や無料トライアルをアピール

• ユーザーの課題解決に焦点を当てたランディングページ作成

• リマーケティングの活用

期待される効果

• 質の高いリードの獲得

• ブランド認知度の向上


IT・ソフトウェア業界では、技術の進歩が速いため、最新のトレンドを反映したキーワードを選定することが重要です。

例えば「AI搭載 CRM」などの先進的なキーワードを用いることで、技術力をアピールできます。

戦略面では、ユーザーの課題解決に焦点を当てたランディングページの作成が鍵となります。

また、リマーケティングを活用して、一度サイトを訪れたユーザーに再アプローチすることで、成約率を高めることが可能です。

4-2.製造業

製造業界のBtoB企業がリスティング広告を成功させるための戦略とキーワード案は以下の通りです。

項目

内容

キーワード例

• 「高精度 金属加工」

• 「OEM製造 パートナー」

• 「産業用ロボット 導入」

• 「品質管理 システム」

戦略のポイント

• 技術力や品質を強調する広告文作成

• 業界別のランディングページ作成

• 製品や設備のスペック詳細を提供

• 問い合わせや見積もり依頼のCTAボタンを明確に設置

期待される効果

• 高品質な見込み客の獲得

• 新規取引先の開拓

• ブランド価値の向上

製造業では、技術力や品質が重視されるため、これらを適切に表現するキーワードが効果的です。

戦略面では、業界別のランディングページを作成し、各顧客が抱える特有の問題を解決するための具体的な方法を提案することが重要です。

また、製品や設備のスペック詳細を提供することで、技術的な優位性をアピールできます。

4-3.金融サービス 

金融サービス業界のBtoB企業がリスティング広告を成功させるための戦略とキーワード案は以下の通りです。

項目

内容

キーワード例

• 「法人向け 融資」

• 「ビジネス保険 比較」

• 「企業 資産運用 サービス」

• 「クラウド会計 ソリューション」

戦略のポイント

• セキュリティと信頼性を強調した広告文作成

• 業界別の特化型ランディングページ制作

• 無料相談や資料請求のCTAを明確に設置

• コンプライアンスに配慮した表現の使用

期待される効果

• 質の高いリードの獲得

• ブランド信頼性の向上

• 新規顧客との商談機会の増加

金融サービス業では「法人向け 融資」や「企業 資産運用 サービス」など、具体的なニーズを持つ企業にピンポイントでアプローチするのがポイントです。

戦略面では、セキュリティと信頼性を強調した広告文作成が重要です。

4-4.建設・建築

建設・建築業界のBtoB企業がリスティング広告を成功させるための戦略とキーワード案は以下の通りです。

項目

内容

キーワード例

•「商業施設 設計施工」

•「耐震補強 工法」

•「環境配慮型 建材」

戦略のポイント

• 過去の施工実績や受賞歴を強調

• 業種別の施工事例ページの作成

• 現場見学会やセミナーの告知

期待される効果

•大型案件の問い合わせ増加

•技術力の認知度向上

• パートナーシップの構築

建設・建築業では「商業施設 設計施工」や「耐震補強 工法」などの具体的なサービスを示すキーワードが効果的です。

戦略面では、過去の施工実績や受賞歴を強調することで信頼性を高められます。

おすすめ記事:工務店のリスティング広告ガイド|相場や費用対効果を最大化する方法

4-5.人材・教育  

人材・教育業界のBtoB企業がリスティング広告を成功させるための戦略とキーワード案は以下の通りです。

項目

内容

キーワード例

•「リーダーシップ研修 プログラム」

•「DX人材 育成」

•「リモートワーク 人材マネジメント」

戦略のポイント

• 業界別の成功事例を前面に出す

• ROI(投資対効果)を強調した広告文作成

• 無料診断や体験セミナーの提供

期待される効果

• 質の高い法人顧客の獲得

• サービスの差別化

• 長期的な顧客関係の構築

人材・教育業では「リーダーシップ研修 プログラム」や「DX人材 育成」などの具体的なニーズに応えるキーワードが効果的です。

また、「リモートワーク 人材マネジメント」のような時勢を捉えたキーワードも有効です。

戦略面では、業界別の成功事例を前面に出し、具体的な投資対効果を示すことで説得力を高められます。

おすすめ記事:人材紹介会社向け|リスティング広告の費用感と出稿事例、成功のコツ

5.【BtoB向け】リスティング広告文の作成のポイント|AI活用の方法も紹介

BtoB市場では意思決定プロセスが複雑なため、広告文では専門性と信頼性を効果的に伝えることが重要です。

例えば「導入3ヶ月で生産性30%向上!業界シェアNo.1の工程管理システム」のような広告文は、具体的な効果と信頼性を同時に伝えられます。

また、「無料診断実施中」や「事例資料ダウンロード」といったCTAを含めることで、次のアクションを促すことができ、クリック率の向上を期待できます。

上記のような広告文を作成するにはAI活用がおすすめです。

AIを活用して効果的な広告文を作成する際は、以下のようなプロンプトを使用してみましょう。

[業界名]向けの[製品/サービス名]について、主な特徴[特徴]と具体的な導入効果[効果]を含む25文字以内の広告文を3パターン作成してください。ターゲットは[具体的な職種や役職]です。

AIの活用と合わせて、継続的な改善を行うことで、より効果的な広告運用が可能となります。

6.BtoB企業のリスティング広告運用は外注 or インハウス(自社運用)どちらを選べばよい?

結論、BtoB企業のリスティング広告運用では、外注とインハウス(自社運用)のハイブリッドアプローチが効果的です。

初期段階では外注を選び、徐々にインハウス運用へ移行することで、専門知識の活用と柔軟な運用のバランスを取れます。

外注では、専門家のノウハウを活用して迅速に成果を出せる一方、インハウスでは自社の特性に合わせた細やかな調整が可能です。

例えば、広告代理店に運用を委託しつつ、自社担当者が戦略立案や分析手法を学ぶことで、段階的に自社運用の比率を高められます。

ただし、最終的な判断は自社の規模、予算、人材リソース、長期的な広告戦略を考慮して行うべきです。

7.BtoB向けのリスティング広告運用代行(外注)なら「グローストリガー」がおすすめ

結論、BtoB向けのリスティング広告運用代行(外注)なら、弊社「グローストリガー」がおすすめです。

弊社では、高単価商材の効果的なアピールや、専門性の高い製品・サービスの魅力伝達など、BtoB特有の課題に精通しています。

中小企業に特化し、300社以上のBtoB Web広告運用実績を持つグローストリガーは、最低出稿金額が1媒体当たり月額10万円からと、リソースの限られた企業様でも導入しやすい料金設定を採用しています。

徹底したヒアリングにより、貴社の商材やターゲット顧客を深く理解し、詳細な分析を行います。

リード獲得に苦戦しているBtoB企業様や、費用対効果でお悩みの方は、ぜひ弊社の無料相談をご利用ください。

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8.BtoBリスティング広告の出稿事例

本章では、BtoBのリスティング広告出稿事例(弊社「グローストリガー」が運用したもの)を2つ紹介します。

8-1.事例①IT・ソフトウェア

業種

AI自動翻訳販売

予算

6,000,000円/月

CPA(以前)

40,000円

CPA(弊社運用)

20,000円

改善率

CPA 50%改善

自社運用を長らく続けていたクライアント様ですが、競合他社の参入によりクリック単価が高騰し、コンバージョン率が低下しました。

その結果、パフォーマンスが低下し、費用対効果が合わなくなっていたのが課題です。

弊社は現状分析を行い、運用後6ヶ月の数値シミュレーションを提出しました。

結果的にCPAを50%改善し、予算内で高いパフォーマンスを実現することができました。

8-2.事例②製造業 

業種

精密機器製造

予算

100,000円/月

CV数(以前)

4件

CV数(弊社運用)

10件

改善率

CV数 150%改善

クライアント様は、社内にリスティング広告のノウハウが不足しているため、リード獲得に苦戦していました。

特に、キーワード選定のミスにより、無駄なクリックが多く発生し、コンバージョン率が低迷していたのが課題です。

弊社は現状を詳細に分析し、以下の戦略を導入しました。

  • ターゲティングの再構築
  • 効果的なキーワード選定
  • 広告文の見直し
  • ランディングページの改善

結果的に、CV数を150%改善し、限られた予算内でリード獲得の大幅な向上を実現することができました。

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9.BtoBリスティング広告と他のデジタルマーケティング手法との連携方法

一般的にBtoBでは、購買・成約までの意思決定プロセスが長いため、リスティング広告だけでなく、他のデジタルマーケティング手法との連携が重要です。

以下に主要な手法との連携方法を解説します。

手法

連携方法

コンテンツマーケティング

リスティング広告で誘導した訪問者に対し、有益なブログ記事やホワイトペーパーを提供

メールマーケティング

リスティング広告から得たリード情報を基に、パーソナライズされたメールキャンペーンを展開

ウェビナー

リスティング広告でウェビナー参加者を募り、専門的な知識や製品デモを提供

リスティング広告は初期接点として効果的ですが、連携する手法を活用してリードを育成(ナーチャリング)し、最終的な意思決定に至るまでのプロセスを支援します。

これにより、長期的な関係構築と高品質なリード獲得が可能となります。

10.まとめ 

本記事では、BtoBのリスティング広告について紹介と解説を行いました。

それでは、この記事の要点を振り返ってみましょう。

  • BtoCと比べるとBtoBにおける検索キーワードの検索ボリューム(月間検索数)は低く、コンバージョン単価が高い傾向にある
  • 即効性が高く、顕在ユーザーへアプローチできるのがBtoBにおけるリスティング広告のメリット
  • リスティング広告の予算を決める際は、「目標CPA × 目標CV数 = 必要予算」の公式を使用
  • BtoB向けの広告文を効果的に作成するには、AIの活用がおすすめ
  • BtoB企業のリスティング広告運用では、外注とインハウス(自社運用)のハイブリッドアプローチが効果的
  • BtoB向けのリスティング広告運用代行(外注)なら「グローストリガー」がおすすめ

本記事の情報を活用してBtoBにおけるリード獲得の課題を解決しましょう。

現状、リード獲得に苦戦しているBtoB企業様や、費用対効果でお悩みの方は、ぜひグローストリガーの無料相談をご利用ください。

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