採用コスト削減の成功事例3選|採用単価を下げるWeb戦略を解説
採用手法の多様化や、今後も続く売り手市場により、採用コストは年々上昇しています。「このままでは負担が大きすぎる」と感じる採用担当者も、多いのではないでしょうか。
しかし、無理にコストを削減すると、応募数の減少やミスマッチにつながる可能性があります。
この記事では、採用コストの基本から具体的な削減方法、実際の成功事例、1人あたりの採用単価を下げるためのWeb戦略などを紹介します。
目次:
グローストリガー株式会社
代表取締役 村瀬健人
弊社は、中小企業向けにWeb広告の運用を支援している広告代理店です。
専任担当者が、10万円から始められる無駄のない広告運用をご提案します。
採用コストの内訳と平均相場

採用コストを削減するためには、まずは「何にどれくらいの費用がかかっているのか」を把握しましょう。採用にかかる費用は一見シンプルに見えますが、実際には複数の要素に分かれています。
採用コストの区分は3つ
採用コストは、大きく以下の3つに分けられます。
なお、1人あたりの採用単価は「採用コスト総額÷採用人数」で算出でき、この数値を把握することが改善の第一歩となります。
採用コストの平均相場
採用コストの相場は、採用手法や業種によって大きく変わります。
- 新卒採用:約50万円〜120万円程度
- 中途採用:約70万円〜150万円
- IT・エンジニア職:100万円〜150万円
- 製造業や建設業:60万円〜90万円
- 小売・サービス業:30万円〜60万円程度
とくに、ITやエンジニア職など専門スキルの需要の高さが影響して、高額になりやすいです。一方、小売やサービス業は比較的低めです。
このように相場には幅がありますが、中小企業にとっては大きな負担になるケースが少なくありません。大企業のように潤沢な予算をかけることが難しいため、限られたコストで成果を出す工夫が求められます。
そのため、自社に合った採用手法を選び、無駄なコストを抑える視点が重要です。
なぜ採用コストが膨らむのか
採用コストが膨らむ主な理由は、市場環境と採用手法の変化にあります。
- 少子高齢化の影響:働き手が減少し、「売り手市場」が続く結果、より多くの費用をかけなければ応募が集まらない。
- 採用チャネルの多様化:求人媒体だけでなく、SNSやダイレクトスカウトなど複数の手法を併用する必要があり、管理や運用の負担が増える。
- 早期離職による損失:それまでにかけたコストが無駄になり、再び採用活動をやり直す悪循環が発生する。
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採用コストを削減する方法

採用コストを抑えるためには、やみくもに費用を削るのではなく、効果の高い施策に見直すことが大切です。ここでは、無駄な支出を減らしつつ、効率的に人材を確保するための具体的な方法を紹介します。
採用チャネルの見直し
採用コストを抑えるには、採用チャネルを見直すことが効果的です。今の手法が本当に成果につながっているかを確認することが重要です。
なかでも見直したいのが「ダイレクトリクルーティング」です。これは企業が求職者に直接アプローチする方法で、人材紹介会社に支払う手数料を減らせます。人材紹介の手数料は年収の20〜35%になることもあり、負担は決して小さくありません。
また、近年注目されているのが「リファラル採用」と「アルムナイ採用」です。
リファラル採用は、既存社員が知人や友人を紹介する手法です。外部媒体への掲載費がかからず、企業文化を理解した人材が集まりやすいため、定着率の向上にもつながります。
アルムナイ採用は、一度退職した元社員を再雇用する手法です。業務や社風をすでに理解しているため、教育コストを抑えつつ即戦力として活躍が期待できます。
このように、チャネルを見直すことでコストと成果のバランスを最適化できます。
採用業務にツールやRPOを活用
採用業務は、ツールやRPOを活用することで効率化できます。日々の対応に追われている場合、まずは業務整理から始めてみましょう。
たとえば、ATS(採用管理システム)を導入すれば、応募者情報や選考状況を一元管理できます。さらに、AI面接アシスタントを活用すれば、日程調整や一部の評価業務を自動化でき、担当者の負担を減らせます。
加えて、RPO(採用代行)の活用も有効です。応募対応や面接日程の調整などの業務委託をすることで、人事担当者はコア業務に集中でき、採用の質も高まりやすくなります。
このように、ツールや外部サービスをうまく取り入れることで、無駄な工数を減らしながら、安定した採用活動を実現できます。
内定者フォローと入社後のオンボーディング強化
採用コストを抑えるには、採用数だけでなく定着率を高めることが重要です。採用した人材が早期に離職すると、それまでのコストが無駄になり、再び採用活動が必要になります。
とくに内定から入社までの期間は、不安や迷いが生まれやすいタイミングです。この時期に放置してしまうと、辞退につながる可能性が高まります。
定期的な連絡や情報提供を行い、「きちんと見てもらえている」という安心感を持ってもらうことが大切です。社内見学やオンライン懇親会など、企業との接点を増やす工夫も効果的です。
また、入社後のオンボーディングも欠かせません。オンボーディングとは、新入社員が職場に早くなじみ、活躍できるよう支援する取り組みです。
育成体制やマニュアルを整え、段階的に業務を覚えられる環境を用意することで、不安を減らし、早期離職の防止につながります。結果として、採用コストの削減にもつながります。
採用単価を下げるWeb戦略

採用コストをさらに抑えたい場合は、自社で情報を発信するWebを活用した戦略が欠かせません。ここでは、採用単価を下げるために有効なWeb戦略を紹介します。
採用サイトを整えて自社採用を強化
採用単価を下げるには、自社採用サイトの整備が効果的です。まずは、自社で応募を獲得できる仕組みを構築しましょう。
採用サイトとは、企業が求職者に向けて採用情報を発信する専用のWebサイトです。このサイトから直接応募が集まれば、求人媒体や人材紹介にかかる費用を抑えられます。
採用サイトを強化するメリットは、外部サービスに頼らない採用導線を作れる点です。企業の魅力や仕事内容、働き方、職場環境などを具体的に伝えることで、応募前の不安を減らし、ミスマッチの防止にもつながります。
さらに、検索エンジンからの流入も期待できるため、長期的に見てもコスト効率の高い採用手法といえます。
SNS活用で潜在層にアプローチ
SNSを活用することで、採用コストを抑えながら母集団を広げられます。各SNSの特徴は以下のとおりです。
- X(旧Twitter):拡散力が高く、企業の認知を広げる入口として有効。日常的な発信を通じて、企業の雰囲気や価値観を伝えられる。
- Facebook:実名登録が基本のため信頼性が高い。社員のつながりを活かしたリファラル採用とも相性がよい。
- LinkedIn:ビジネス特化型のSNSで、企業と求職者が直接つながれるのが特徴。スキルや経歴をもとにターゲットを絞ったアプローチが可能。
SNSは基本的に無料で始められるため、広告費をかけずに自社の認知を広げることができます。まだ転職を考えていない潜在層にもアプローチできる点が、大きな特徴です。
Web広告でターゲットを絞った配信
採用単価を下げるには、Web広告を活用してターゲットを絞った配信も有効です。狙いたい人材に絞って情報を届けることで、無駄なコストを抑えられます。
従来の求人媒体は、掲載先によって届く層が限られやすく、似た属性の求職者にしかアプローチできない傾向があります。そのため、応募が集まらず、掲載費だけがかかってしまうケースもあります。
一方、Web広告はGoogle広告やFacebook広告、Instagram広告などを活用でき、年齢や地域、興味関心といった条件で配信先を細かく設定できます。これにより、これまで接点を持てなかった層や、求人媒体を利用していない潜在層にもアプローチが可能です。
多くの人が日常的に利用する媒体に広告を出せるため、認知拡大と応募獲得を同時に狙えます。結果として、効率よく母集団を形成でき、採用単価の改善につながるでしょう。
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採用コスト削減に成功した企業の事例3選

採用コストの削減は、取り組み方次第で大きな成果につながります。ここでは、採用コスト削減に成功した企業の事例を3つ紹介します。
飲食業|リファラル採用強化で紹介料をカット
まずは、リファラル採用を強化して、紹介手数料を大幅に削減できた飲食店の事例です。
採用だけでなく、その後の定着まで含めて設計したことが、コスト削減のポイントといえます。
IT企業|採用代行サービス(RPO)導入で業務負担を軽減
次は、採用代行サービス(RPO)を導入し、人事部の負担軽減につなげたIT企業の事例です。
これにより、採用業務の属人化を防ぎ、安定した運用体制を構築できました。
サービス業|Web広告で求職者との接点づくり
さいごは、Web広告を活用して新たな求職者との接点を広げたサービス業の事例です。
リスティング広告は、配信先を細かく設定できるのが特徴です。狙いたい層に絞って広告を届けられるため、無駄なコストを抑えながら効率よく応募者を集められます。こうした仕組みが、成果につながったといえるでしょう。
採用コスト削減を成功させるポイント

採用コスト削減を成功させるには、採用プロセス全体の見直しが欠かせません。まず、求人媒体や人材紹介会社の利用状況を定期的に評価し、応募数や採用数に対して費用対効果が見合っているかを確認します。たとえば、応募実績が少ない媒体に毎月数十万円をかけている場合は、見直す余地があります。
さらに、採用だけでなく、その後の育成や定着までを一つの流れとして考えることもポイントです。採用時のミスマッチやフォロー不足による早期離職が発生すると、再び採用コストが発生してしまいます。
最初の設計段階から「採用→育成→定着」までを見据えて取り組むことで、長期的に見たコスト削減へつながります。
まとめ
採用コストは、1人あたり数十万円から100万円以上かかるケースも多く、企業にとって大きな負担です。そのため、採用チャネルの見直しやツールの活用、Web戦略の導入などを通じて、無駄なコストを抑えることが重要です。
とくに、採用サイトの強化やSNS運用、Web広告の活用といった施策は、低コストで継続的に人材と接点を持てる点で有効です。
もしも、「どの施策が自社にあうのかわからない」「広告や採用改善を効率的に進めたい」と感じている場合は、プロに相談してみるのも1つの方法です。
グローストリガー株式会社では、採用コスト削減につながるWeb広告戦略をご提案しています。企業ごとの課題や採用状況に合わせて、最適な施策をご提案可能です。
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